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キリスト
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| キリストの降誕 | ![]() 受胎告知(捨て子養育院 フィレンツェ) |
パレスチナ北部の町ナザレに大工ヨセフとその婚約者マリアが暮らしていた。ある日マリアのもとに天使ガブリエルが現れ、神の子が宿ることを告げた(受胎告知)。そして、ローマ帝国の戸籍調査のため、ベツレヘムに向かう夫妻に男の子が誕生した。泊まる宿もなく馬小屋で生まれたその子は、ヨシュアと名づけられた。BC4年のことである。 ベツレヘムで野宿している羊飼いに救いの御子誕生の知らせが天使から届く。また、東方では輝く星(ベツレヘムの星)を見た三賢人(三博士)がいた。彼らはベツレヘムを訪れ、マリアとイエスを見て拝み、贈り物をささげた。 世界史上、最重要人物イエスの生誕物語である。
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| ヨハネの洗礼 | ![]() 東方三博士の礼拝(捨て子養育院 フィレンツェ) |
イエスが19歳の時父ヨセフが亡くなり、その後10年ほど母マリアとナザレで過した。その頃、ユダヤ教の改革を叫んでいたヨハネは、ヨルダン川のほとりで人々に洗礼を授けていた。AD27年、イエスもヨハネの洗礼を受け、そこでメシア(救世主)であることを自覚した。 【洗礼者ヨハネ】 ユダヤ王ヘロデ(ヘロデ大王の息子)は、兄の妻ヘロディアと不倫の仲になり、それを批判したヨハネは捕らえられた。ヘロディアの娘がサロメ(Salome)。ある夜、ヘロデ王の誕生日、サロメの美しさに魅せられた王は、彼女に踊りを所望した。どんな褒美でも与えると。サロメはベールを次々に脱ぎ捨てる「7つのベールの踊り」を踊った。見事な踊りだった。サロメは褒美にヨハネの首を求めた。
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伝道 |
![]() イエスの家族(聖ヨセフ教会:ナザレ) |
イエスは洗礼を受けた後、ユダの荒野に行き、40日間悪魔の誘惑と戦う。断食中にサタンが忍び寄り、「おまえが神の子というのなら、この石をパンに変えてみろ」と試す。イエスは、「人はパンのみに生きるのではない」と応酬した。 悪魔の誘惑を退けたイエスは、教団を離れガリラヤ地方へ伝道に出る。ある時は奇跡をおこし、民衆の病気を癒し、神の国の福音を説いた。イエスの評判は高まり、ローマの重圧に苦しむユダヤ民衆に受け入れらる。彼の説教の中でも、「心貧しき人達は、さいわいである、天国は彼らのものである・・・」に始まる山上の垂訓は有名。 彼は、救いを求める全ての人々を救ってくれる神の絶対愛と、敵をも愛せよという隣人愛を説いた。ヘブライ人(ユダヤ人)のみが救われるという選民思想や形式的な律法(ユダヤ教の戒律)を嫌い、律法学者やパリサイ人(ユダヤ教徒の一派)と対立する。
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エルサレム入城
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AD30年、イエスはペテロ、ヤコブ、ヨハネなど12人の弟子を連れて、ユダヤの聖都エルサレムに入った。ユダヤ教では、メシアは過越祭の時に美しの門(神殿正面左側の黄金門)から入場するといわれていた。イエスのエルサレム入りは、まさに過越祭の直前であった。 イエスは神殿の内外で説教し、ユダヤ教の指導者を批判した。ユダヤ教の祭司やペリサイ人はイエスを捕らえ、審問にかけようとする。それを悟った彼は、12人の弟子と最後の晩餐をとった。食卓のパンとぶどう酒を自分の体と血であるといい、自分の受難と死を予告する。また、この中に裏切り者がいることやペテロの離反も予告する。 |
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| 受難と処刑 | ![]() 苦悩するイエス(ゲッセマネ:エルサレム) |
イエスは晩餐の後、オリーブ山のゲッセマネの園に行き、深夜まで一人苦しみ悩んだ。「父よ、できることなら、この苦しみの杯を我より取り除きたまえ」。 この祈りの最中、ユダが手引きした官憲に逮捕される。弟子達は逃げ、ペテロだけが残った。牢獄につながれたイエスは、ローマのユダヤ提督ピラトから十字架刑を宣告される。ピラトは死刑を望まなかったが、ユダヤ民衆の強い要求に屈してしまった。ユダヤの人々は、「イエスの血の代償が後孫にまで及んでも構わない」と言い、これがキリストを殺したユダヤ人に対する迫害の材料になった。 ペテロはイエスの予告どおり、イエスの弟子であることを否認する。 |
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| ヴィア・ドロローサ | ![]() 第3ステーション 倒れるイエス |
翌日、イエスは十字架を背負わされた。十字架の上には、INRI(ユダヤ人の王、ナザレのイエス)の札が貼られている。その十字架を背負い、茨の刺のある冠をかぶってゴルゴタの丘(ヘブライ語で頭蓋骨)に続く道を歩いて行った。この道は悲しみの道(ヴィア・ドロローサ:ViaDolorosa)と呼ばれ、現在14のステーションが設けられている。 @イエスが裁かれ A十字架を背負い B倒れ C母マリアがそれを見て D別の者が十字架を背負い Eヴェロニカが絹のハンカチで顔を拭い(そのハンカチにキリストの顔が浮き上がった) Fまた倒れ G女たちと語り、「エルサレムの娘たちよ、私のために泣くな。あなた方自身のため、自分の子供達のために泣くがよい・・・」 H三度目に倒れ Iゴルゴタの丘で衣服を剥ぎ取られ J十字架に釘づけにされる。「父よ。彼らをお赦し下さい。・・・」 Kそして絶命する L十字架から降ろされた遺体をマリアが受け取り Mヨセフが亜麻布で包み、墓に納めた。 イエスの墓はエルサレムの聖墳墓教会の中にある。 |
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| 復活そして昇天 | ![]() 十字架から降ろされるイエス(聖墳墓教会) |
墓に葬られたイエスの遺体は3日目に消えた。その後イエスは40日にわたって各所に現われ、悲嘆にくれる弟子たちに言葉をかけた。イエスの復活である。40日目に弟子たちの見守る中、オリーブ山の頂上から天に昇っていった。 イエスが伝道に費やしたのは、3年という短い期間であった。そこに凝縮された言葉や奇跡の数々は、2000年の時を経た今日でも人々の心を揺るがしている。 弟子たちは復活を信じた。「彼こそメシアである、神のひとり子が全ての人々の罪をあがなうために十字架に架けられた」と信じ、主キリストを礼拝するキリスト教ができあがった。 昇天の10日後、最後の晩餐の部屋に集まった弟子たちに聖霊が火となって降り注ぐ。この日、エルサレム原始教会が誕生し、弟子たちは伝道に立ち上がった。(キリスト教の歴史) |
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| 用語解説 |
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| 主の祈り |
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【参考資料】
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